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高山病かな?っと思ったら
2025.07.13
なんとか八合目まで登ってこれたけど「頭が痛いなあ…」「胸が苦しい…」「体がだるい…」
そんな症状が出ていたら、高山病になりかけているかもしれない。
標高3250mで空気中の酸素は地上の6割ほどに減少しています。
高山病は、急激に標高を上げすぎると、体が環境に順応できず、何らかの不調が生じます。
まずは落ち着いて大きく深呼吸をして、体に酸素をたくさん循環させましょう。
すぐに横になって睡眠をとるのは絶対にやめましょう。寝ている間は呼吸量が少なくなるので、体調はいっそう悪化します。
水分不足も不調の原因の一つです。水分補給は意識的にしてください。
次に、症状が軽くなる呼吸法をお伝えします。
①上半身を立てて、肺の可動域を大きくとり、息を長く、ゆっくり吐き出します。肺の中の空気をすべて出し切る意識をしましょう。ちょうど少し遠くにあるロウソクを吹き消すイメージです。
②鼻からゆっくりと空気を吸いこみましょう。体いっぱいに空気を入れ込みます。
③少しだけ息を止め、またゆっくりと息を吐きだします。
①から③を繰り返します。頭のもやが晴れるような気がしたら回復している証拠です。焦らず、ゆっくりと呼吸を意識しましょう。
とはいえ、高山病の一番の対処法は標高を下げること。本当につらいときは潔く下山しましょう。
山に慣れてる人でも、高山病になるときはなります。富士山登頂のチャンスはこの先何度もあると思いますので、
無事に家に帰ることを一番に考えて、正しい判断をしてください。(平)